“ファン”たれ

ラジオやそれに準じたボイスメディアが盛り上がってきた弊害が起きていると思う、それはラジオ至上主義になってきていること、そして思うのは「好きなアーティストや芸人のメディアは全て追わないといけないのか」ということ

私は神田伯山のメディア出演はなるべく観ていて、このご時世から始めたYouTubeも私が地方在住であることもありよく観て楽しんでいるのだが、私は伯山のラジオがとても苦手

ラジオというのは話し手が“パーソナリティ“というだけに個人的な視点を展開するのが面白い点だと思うけど、伯山だけでなく、深夜ラジオというのはあまりに苦手なホモソーシャルやネガティブな笑いが極まり過ぎることがある

もちろんそれが笑いに昇華するのがラジオの良さでもあるけど、最近は「このアーティスト/芸人が好きならラジオを聴いてなきゃ本物のファンじゃない」みたいな風潮があるように思う。

さらば青春の光はネタもサイコーだしバラエティに出てると楽しみに観ているけど、ラジオのタダバカはすごく苦手だった、ブクロの騒動前からファンが面白いならいいけどこんなに女性関係のだらしなさで笑うのか、と怖くて笑えなくて聴かなくなった、

自分がある特定の芸人やアーティストのファンにマウントを取られたわけではないけど、つくづく思うのが表現者が色んなメディアで露出してくれているのだから自分が楽しめる表現だけ楽しめばいいんじゃないかということ。

私は爆笑問題というお笑いコンビの大ファンなのだけど全テレビを観てるわけじゃないしカーボーイですら寝落ちしながら聴いて追っかけ再生しない週あるし、日曜サンデーは日曜の昼起きれて聴ける時しか聴いていない。でも私は爆笑問題の歴史を愛しているし彼らの大ファンだと胸を張って言える(たぶん一番死んだら悲しい他人)

「ファンの品格」みたいなものが「全てのメディア/LIVEを追っていてそれが全部好きか」みたいなことになるのはとても窮屈だと思う、好きな部分が好きでいいと思うよ、好きな人を全肯定しようとしないで、好きな芸人やアーティストを好きになったり嫌いになったりしようね