きらきらひかってるのに

 

高校2年の時に同じクラスだっただけで部活も付き合う友達も全然違った友達が沖縄に帰って来たのでTwitterのDMでこんど茶でもしばこーっつってノリで今日そのままスタバで喋った。

 


この年齢、というかこの時代を生きてる女としては、大人になってから出会った友達とはフェミニズムや政治の話しかしない。

でも地元でその話が出来る友達は少ない、というか普通に幸せな人生を生きてたら政治やフェミニズムなんて興味ないのが普通なのかもしれない

 


けどそいつは東京にも海外にもいたことがあるからかやっぱりそういう話になった。

そしてそいつはめちゃくちゃ言語化がうまくて、相手が考える余地も含めつつ自分が考えることを正確に伝えてくれた。

自分も日々めまぐるしく考え事をしているつもりだけど全然伝えられなくてやきもきした。

 


ジェンダーの話になって、友だちが自分はバイだと思ってるんだけど、それをレズビアンの知人に話したら「(男女)どちらの比率が高いか」を訊かれたらしい。

そして「女性の方が多いかな」と言ったらレズビアンの知人がそうだよね!と喜んだという。

 


友達はそれがすごく違和感あって嫌だったらしい。

実際男女どっちも好きになって付き合ったことあるからバイだと自認してるのに、レズビアンの人にレズビアン寄りの意見を求められたのが分かったからだと言う。

私は知らなかったことだけど、ゲイ(レズビアン)の人はバイセクシャルに厳しい人がいるらしい。それも友達曰くどっちかのジェンダーに当てはめたい無理解な人と一緒じゃん、こっちが自分でバイだって言ってんだから中性でいいじゃんって言ってるのを聞いてめちゃくちゃ目から鱗だった、

 


というのも私が最近、どうしたってシスヘテロだけど愛してるのは女友達で、男性としかセックスをしたことないってだけでヘテロセクシャルということになるのがムカつく。だけどヘテロの私がそう考えるのはゲイの人たちを侵害することになるのでは、と思ってモヤモヤしていたからだ。

 


今日あんたと会ってマジでよかった、ありがとうって言ったら「いいんだよ、その時のムードで」って言ってくれて、ほんとそうだなあと思った

 


私は当事者を傷付けないようにと気を払いすぎて自分の思考を止めてしまってるなと気付けた。

私がアライであり続けたいと思っていれば別に誰をどのくらい好きになっても嫌いになってもいいんだなと思った。

 


日々周りの人たちに救われて生きてるなと思ってるけど、今日こいつと会ったことにもめちゃくちゃ救われた〜

 


同じレベルで喋れるように勉強します

英語も喋れるようになりたい


月曜から興奮して寝れん

 

 

そういうことじゃないんだよ

宣言も明けたので、前向きに恋人を探そうかなと思って久々にペアーズを開いてみたら男性しか表示されなくて、「そっかワシ異性愛者だった」と思い出したくらいには日々摂取してるエンタメにゲイが普通にいるし将来女友達と楽しく暮らすことしか夢みてない

私は一目惚れしかしたことがなくて、一目で好きになった人を大好き漬けにして強引に付き合うのが常套手段だったので、アプリで出会って段階を踏んで付き合う、みたいなことが不慣れすぎるのだが、お笑いの話が出来て音楽の趣味も合う男の子がいたので会ってみた

昨日2回目の会う約束をしていたのだが私が熱を出してしまい約束が頓挫して、今日スタバでお茶だけした

なんせ喋ることがない。まだ全然好きとかじゃないから…みんなこうやって恋愛始めるの???意味分かんない…
幸いにもM(M-1)の時期なので、お笑いの話で1時間くらい話した。沖縄で金属バットとランジャタイと虹の黄昏の話が出来る人はめちゃくちゃ貴重なのでそれはめっちゃ嬉しい。(虹の黄昏知ってる?って聞いたら『喚きワングランプリの人ですか?』と言ってくれたのがサイコーだった)

そして私が「じゃあポケモンがほんとにいるとしたら誰が欲しい?」という話を始めた。
相手はメタグロスと言った。え、冷たくて固いじゃんと言ったらそれが好きらしい。とにかくデカくて固い生き物が好きらしい。
私はポケモンに動物の愛らしさを求めているので全然分かり合えなかった。
私が「絶対ピジョットがほしい、んでネイティオも欲しいし、フライゴンもほしい」って言ったら間髪入れず「鳥が好きなの?」と言われて嬉しかった、私は鳥が好き

でかい犬も好き
魚も好き トカゲも好き 爬虫類は全般好き

会社のアホの後輩に、爬虫類が好きだという話をしたら思いっきり怪訝そうな顔をして両手で小さい丸を抱くようにして
「(生き物は)モフモフしてた方がいいに決まってるじゃないですか?!」と言われたのが良かったな、と思い出した
その時のアホの後輩の顔もそういう顔をしてくれることも可愛かった

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うるせえ💢

“ファン”たれ

ラジオやそれに準じたボイスメディアが盛り上がってきた弊害が起きていると思う、それはラジオ至上主義になってきていること、そして思うのは「好きなアーティストや芸人のメディアは全て追わないといけないのか」ということ

私は神田伯山のメディア出演はなるべく観ていて、このご時世から始めたYouTubeも私が地方在住であることもありよく観て楽しんでいるのだが、私は伯山のラジオがとても苦手

ラジオというのは話し手が“パーソナリティ“というだけに個人的な視点を展開するのが面白い点だと思うけど、伯山だけでなく、深夜ラジオというのはあまりに苦手なホモソーシャルやネガティブな笑いが極まり過ぎることがある

もちろんそれが笑いに昇華するのがラジオの良さでもあるけど、最近は「このアーティスト/芸人が好きならラジオを聴いてなきゃ本物のファンじゃない」みたいな風潮があるように思う。

さらば青春の光はネタもサイコーだしバラエティに出てると楽しみに観ているけど、ラジオのタダバカはすごく苦手だった、ブクロの騒動前からファンが面白いならいいけどこんなに女性関係のだらしなさで笑うのか、と怖くて笑えなくて聴かなくなった、

自分がある特定の芸人やアーティストのファンにマウントを取られたわけではないけど、つくづく思うのが表現者が色んなメディアで露出してくれているのだから自分が楽しめる表現だけ楽しめばいいんじゃないかということ。

私は爆笑問題というお笑いコンビの大ファンなのだけど全テレビを観てるわけじゃないしカーボーイですら寝落ちしながら聴いて追っかけ再生しない週あるし、日曜サンデーは日曜の昼起きれて聴ける時しか聴いていない。でも私は爆笑問題の歴史を愛しているし彼らの大ファンだと胸を張って言える(たぶん一番死んだら悲しい他人)

「ファンの品格」みたいなものが「全てのメディア/LIVEを追っていてそれが全部好きか」みたいなことになるのはとても窮屈だと思う、好きな部分が好きでいいと思うよ、好きな人を全肯定しようとしないで、好きな芸人やアーティストを好きになったり嫌いになったりしようね

20200623

日記を始める仕事や身の回りの話以外の会話が出来る環境がなくて そしたら私が日々ぐるぐるぐるぐる頭の中で考えていることは私が死んだらなーんにも無かったことになるのかと思ったら怖くなったので生きてる実感を得たくて日記を始める 間違ってても悲しくても思ってることを全部書いておいていつか少し先の私が読み返して少し前の私を抱きしめてあげられるような気持ちの証拠になったら嬉しい/慰霊の日だ県外の人は馴染みのない日だね 毎年辛くなる毎年ニュースでインタビューされてる戦争体験者は毎年泣いている 75年経っても癒えない悲しみ怒りってどんなんだろう それを想像して忘れない作業を続ける/将来が不安過ぎるお金がなさすぎる 将来裕福になる可能性が1ミリもない 私は反出生主義かもしれなくて っていうのもマジで自分が老人になるまで生きることすら無理っぽいことに気付いてそれが分かってる状況で家族なんか持てなくて(元々なぜ結婚したらどっちかが名字変えるのかも子供産み育てるキツさも無理なので結婚したいと思えるほど好きになる人が現れる可能性もマジでゼロ)独身で死ぬので姪っ子たちに幾ばくか遺して自分で葬式代も出してって考えると普通に老人ホームに入るお金がない、ので早めに死ぬしか!になってる。こういう不安を取り除くためにファイナンシャルプランナーみたいなのに相談したい、いつどうやったら安心に死ねるかばかり考えている、私は最終巻が出ている漫画しか読めない/手越がジャニーズ退所!You&J遺民としては大きな出来事なのですが会見のうさんくさいYouTuberみたいな喋り方が辛かった〜〜でもやりたいことをスピード感持ってやりたいとジャニーズはしがらみが多過ぎるっていうのは理解した。でも安倍昭恵とよく会ってたのは何??????/母さんとの距離感・既婚の友達との接し方無駄な金を使うな、遊ぶな、痩せろ、結婚しろ、働け、という母さんと精神衛生のために一刻も早く離れたいのだが何せお金がない、と言っても母さんは子供に自分の考えを押し付けたりせずどちらかと言うと何でも応援してくれるタイプなのだが高齢なため考えが古く、早く結婚をして子供を産め攻撃が激しく、でも説得して最近は言わなくなったけど根本はそりゃ直るわけではないので日々プレッシャーを感じる言動を浴びせられる。そして友達もみんな結婚をしていて、当たり前にみんな名字を変えて、旦那に合わせて生活をしていることがとても怖くなる。人生の読むべき時に読もうととっておいた角田光代先生の対岸の彼女を今が一番読むべきだと思ってやっと買ったんだけど今読んだら逆に爆発しちゃわないかそれはそれで今もとても怖くて読めていない

東京じゃないとクソ男に恋も出来ない

私は岡崎京子の漫画をあまり読んでなくて、中学の頃から魚喃キリコ漫画ばっか読んでたんですけど、
南瓜とマヨネーズもその時期に読んでて、U-NEXTで映画南瓜とマヨネーズを観たんですけどさ、もうさ、わたし主人公のツチダと同い年(27)になってるんだよね………………

もうその時点で観なきゃよかったんですよ、やめりゃ良かったんですよほんと自殺なんでもう臼田あさ美主演忘れられないセフレ(映画では元恋人ってなってたけど私はセフレだと思ってる)役がオダジョーってさ…????

これ映画公開当時世田谷杉並あたりでアラサー女の焼身自殺とかよく多発しなかったね????
わたし今東京でこれ観てたら間違いなく死んでたな
漫画映画好きの女友達も「怖いから観てない」って言ってましたしね、そうだよね


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まず相関図がこんな感じです、この3人の関係だけ分かっててくれればいいです

予告編ではやっぱり「今彼と元カレの間で揺れる恋心」みたいなかんじだったんですよ
まあそんなもんかと思いますよね
原作も中学高校のときに読んでただけなので予告編だけ見て侮ってたんですよね


主人公のツチダは、恋人のせいちゃんが作る曲が大好きなので、また曲を作ってくれることを楽しみに彼の生活を支えを生計を立てます。
そこでツチダがキャバクラで客の愛人になったことが恋人にバレてしまい衝突するのですが、
お互いがもうダメかもしれない、と思うと同時にお互いにはもうお互いしかいない、と思い知らされるだけで、2人の日常は全く好転しません。

…これまでのあらすじを説明するだけで、20代前半を東京で暮らしたアラサー女子には涙ものですよね…


そんな中で元セフレのハギオに再会し、ツチダが日々の均衡を崩していって…というストーリーなんですけど
もうこのブログ書いてる今泣いてます

映画、まあ見たんですけど
















ねえ
















あのさ………


もう












もうさ………



















おだ






おだじょ













映画の半ばくらいでオダジョー出てくるんですけど、そこでまず妊娠しました
映画、もう見ても見てもらわなくても良いのでネタバレ気にせず書きますけど、ツチダが自分のバイト先のライブハウスでハギオと再会するんですけど、
もうね、その再会した時のツチダとハギオの会話がもう……やばかったんですよ


ツチダがハギオさん!と声をかけるんですけど、


お前さあ、番号変えただろ、ケータイ繋がんない

え!電話してくれたの?いつ?

いや忘れたよ





もう………
分かります…?????
ハギオは絶対ツチダに電話なんかしていないんですよ、それをツチダのせいにしているんです
まずここで私が愕然としてしまったのが、私がこれと同じくだりを高円寺のセフレとしたことがあったからですよ………





私はその高円寺の環七から見えるマンションに住んでるセフレと、しばらく間が空いて去年の阿波踊りの時に久しぶりに家に行ったのですが(その日ももちろん連絡したのは私から)
その高円寺のセフレは明るく

「なんで連絡くれなかったんだよ〜」

と抜かしたのですが、長い間LINEを返してなかったのは彼の方だったんですよ…

私が
「え?返事してくれなかったの◯くんじゃん」
と言うと

「え?そうだっけ」

と抜かすのです……




なので上記の再会のシーンは「ああああ゛…」と低い声を出しながら身もだえてしまいました
そしてそのセフレはその後

「お前が来るんだったら抜くんじゃなかったな〜」
とのほほんと言いました


クソでしょう………??????????????????

それでもそこは東京なおかつ高円寺、わたしはその発言にときめいてすらいたんです、
だって東京いわんや高円寺だったから…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





あたしどんな女だった?

あんま覚えてないけど、お前俺のこと好きだったもんな
俺そんな好きじゃなかったけど


っヒャーーーーーーーーもうダメもうダメ
そんでライブハウスであっという間にエッチしちゃうんですけど、いちゃいちゃしてる間にまた


忘れてた?私のこと忘れてたの?

忘れてないよ… 忘れてた…



とハギオがクソっぷりを隠しもせずツチダの服を脱がせる…というシーンがあるんですけど…もうね…
これも完全にやったことありますね、有頂天で恋人気分の女と、1ミリも甲斐性のない、優しいクソ男の会話ですよ、
それでも幸せだったのはそれが東京だっt






そんなツチダでも、ハギオと甘い一晩を過ごした後に家に帰り、せいちゃんが一人でご飯を食べたであろう残骸を見て、自分は何をやっているんだと落胆します
浮き足立ってハギオとキャバクラの友だちを家飲みに誘います。そこに改心しバイト三昧のせいちゃんが帰って来て、ハギオとせいちゃんがニアミスした状況が面白くてたまらないのです


ハギオと友だちがあわてて帰り、せいちゃんからせいちゃんがボーカルのバンドのフライヤーを渡されるのですが
その真ん中にはせいちゃんではなく見知らぬ女の子が写っていました

ここからがまた痛々しい。



なんで自分で歌わないの?せいちゃんばかだね

せいちゃんがいつか歌ってくれるの待ってたのに

私はどうなるの?


俺さ、近々出て行くわ 別々に暮らそう




やっぱり2人はもうダメでした





あのさ、俺じゃない方がいいよ

ちゃんとした旦那がいて、子供産んで、その方がいいよ


普通に女として幸せになった方が

もうなんにも無理しなくていいような、落ち着いてる男と結婚してさ、



もう…ここはさすがに大号泣でした





と言うのも……??






そうで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す
まんまこの言葉元カレに別れるとき言われました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ





なんで男の人って女の幸せを勝手に決めるんだろうなんで俺にしろって言わないんだろう
私はその元カレが大好きで大好きだったから



でも分かってるんです、私のこと愛してくれてるからなんだよなあ、
自分では幸せにしてあげられないって身を引くのは幸せになってほしいからなんだよね







分かってるんだよ

























映画は最終的にはとても痛くて愛しいハッピーエンドです
ラストシーンは臼田あさ美が本当にツチダになってるような素晴らしい演技だった




東京で出会った男の人たちを思い浮かべてしまって、私はみんなをとっても大好きだったなあと思った
高円寺の彼も一緒にいる時はとても優しくしてくれた
名前はあまり呼んでくれなかったけど
絶対外では会ってくれなかったけど
お風呂場にクレンジングオイルが常備してあったけど


元カレももうこの先これ以上ないってくらい愛してくれたし愛させてくれた

もうこれ以上ないんだろうな、
好き過ぎて泣いちゃうことも
可愛いって言ってくれないと怒ったことも
一日中一緒にいた後の日々が辛かったことも

もうないんだろうな




今地元に帰ってきて思う
東京には人に恋をしてしまいたくなる魔力がある

悲しいからか
疲れているからか
寂しいからか
分かんないけど



分かんないけど、色んなクソ男、
大好きだった男たち、みんな、私をとても可愛がってくれた

とっても幸せだった




南瓜とマヨネーズ、それを全部思い出させてくれる映画だった
私の東京が全部詰まってた








このブログを読んでいるお前、お前だよ、

私が他人とは思えないだろ、痛み分けだ受け取れ

バスタブの夢


外からケーキのにおいがする
ケータイからの安っぽいBGM
女子のお風呂には
汗を流す以外にもいろんな意味があるものだ

25m泳げないあたしが
唯一水中が愛しいと思える瞬間
メイクも落とした
眼を開けて バスタブの深海へ

ぼやけてるけど
あたしの脚が見える
はがれかかったペディキュア
治る気配のない傷も
わたしがわたしである証拠
美人のあの子の脚にはできものひとつ許されない

髪伸ばしたいな
視界に黒い影
少し大人になったあたしを
心は批判的に見つめる
でもやっぱり人が恋しいです

息継ぎのあと
夕方の窓がもうすこし
夢を見ていてもいいよというので
ありがとう
もう一度潜水

眼が悪い人の視界ってこんなかんじかな
眼がよすぎてつまらない日もあった
世界ってこんなキレイなもんだったんだね
って気付いたみたい

いつか観た夢(これも夢かな)
あたしはどしゃ降りの駅で誰かを待っていた
凍えそうな冷たい雨の中
その誰かを待つ情熱が体を燃やしていて
むしろ汗をかいていた
鼓動がうるさくて
好きで好きで
たまらない人だったのを覚えている

誰?

ふと現実からトリップ
その瞬間

排水口は間違ってあたしを飲み込んだ
いつものバスタブは頭上高く
ビニールのアヒルも私を見送った

あたしはなんともないよ
でもいつか聴いた歌みたい
あたし思ってる
なんか違っててほしい
あたしがいないとダメなことがあってほしい
あたしがいないと
ダメな人がいてほしい
こう願うことも
あたしである証拠らしい
よかった
あたしはあたしだ
こんなやわらかい夢を見るのも
今はあたしだけみたいだ


汗以外の何かが溶け出たお湯を抜いて
夢心地のバスタブに
何か変わった私の体が残る
夢から覚めた私は
夢を夢と認識して
大人になるのを受け容れられるだろうか

脳内ミュージックビデオ
あたしはあの歌手みたいに思ってる
こんな風に現実を見たあと
そんなもんだ って
わりきれるものでもない
大人になったって
やっぱりどっかで夢見てる
いつもの風景に
あたしはロマンティックすぎるほど
夢を見てる